理想のマイホームを手に入れるには 家探し5つのポイント
ポイント①
「好立地」にとらわれない、私たちにとって
本当に住みやすい場所とは?
一般的に「好立地」とされる条件として、「交通アクセスが良い」「市街地に近い」「広い道路に面している」「商業施設が近い」「人気のある校区内」などがよく挙げられます。しかし、これらの条件がすべての人にとって最適とは限りません。
たとえば、普段の移動手段が車中心であれば、最寄り駅までの距離や公共交通機関の充実度はそこまで重要ではないかもしれません。
また、小さなお子さんをのびのび育てたい、自然の中で静かに暮らしたいという希望があるなら、賑やかな市街地よりも郊外や自然の多いエリアの方が適している可能性もあります。
さらに、「好立地」とされるエリアは人気が高く、物件の競争率も激しくなりがちです。 良い物件に出会えても、即決が求められることも多く、じっくり検討する時間が取れないケースもあります。加えて、価格も相場より高くなる傾向にあるため、予算とのバランスをしっかり見極める必要があります。
大切なのは、一般的な「好立地」にとらわれず、自分たちのライフスタイルや将来の暮らし方に合った「本当に住みやすい場所」を見つけることです。「駅から何分」よりも、「毎日の暮らしがどれだけ快適になるか」を軸に考えてみましょう。

ポイント②
条件が多すぎて決められない?
「優先順位」で見える理想の土地選び
「住みやすい家にしたい」と考えると、つい多くの希望条件が出てくるものです。例えば、「駅から近い」「日当たりが良い」「学校が近い」「静かな環境」など、どれも大切に思えるため、すべてを叶えた土地を探そうとすると、なかなか見つからないことも少なくありません。
「良い土地が見つからない」「候補はあるけれど、なかなか決めきれない」──こうした悩みを抱える方の多くは、希望条件は持っていても、それらの優先順位が明確になっていないケースが多いようです。
すべての希望を満たす土地は現実的には非常に少ないため、「何を一番大切にするか」「妥協できる点はどこか」をあらかじめ考えておくことが重要です。
優先順位をつけることで、自分たちが本当に求めている暮らしのカタチが見えてきますし、土地選びもぐっと現実的でスムーズになります。
たとえば、子育て環境を重視するのか、通勤時間の短縮を優先するのか。それによって探すエリアや予算配分も変わってきます。
「条件をすべて叶える」のではなく、「大切な条件を叶える」土地選びを意識してみましょう。

優先順位が付けられない! 我が家の希望条件
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1立地・アクセス
- 通勤・通学時間が〇分以内(例:1時間以内)
- 最寄り駅・バス停まで徒歩〇分以内
- 幹線道路・高速道路へのアクセスが良い
- 市街地・中心部までの距離が近い
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2周辺環境
- スーパーや商業施設が近い(徒歩圏内)
- 病院・クリニックが近くにある
- 公園や自然環境が豊か
- 飲食店や生活利便施設が充実している
- ゴミ集積所が清潔・管理されている
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3治安・安全性
- 犯罪発生率が低い地域
- 夜間でも街灯が多く、安全性が高い
- 交通量が多すぎず、子どもが安心して外で遊べる
- ハザードマップでリスクが低い(洪水・土砂災害など)
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4子育て・教育環境
- 評判の良い学校区(小・中学校)
- 保育園・幼稚園が近くにある
- 子育て支援施設がある(児童館、支援センターなど)
- 学校までの通学路が安全
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5土地・環境の条件
- 日当たりが良い(南向き・角地など)
- 閑静な住宅街
- 景色が良い、眺望がある
- 高低差の少ない平坦な土地
- 接道条件が良い(幅員6m以上など)
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6面積・形状・予算
- 土地面積が〇平米以上
- 整形地(使いやすい四角い土地)
- 土地価格が〇〇〇〇万円以内
- 建築条件が付いていない or 自由設計が可能
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7将来的な価値・利便性
- 将来、売却や相続を考えても価値が落ちにくい
- 開発計画があるエリア(今後の利便性向上が期待できる)
- 騒音・振動・臭気などが少ない(工場や線路、飲食店の近くを避けたい)
その条件、本当に必要?
一見するとメリットばかりに思える土地の条件も、見方を変えればデメリットが潜んでいる場合があります。
その点を踏まえ、「本当に自分たちに必要な条件かどうか」を一度立ち止まって考えてみることが大切です。
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広さは○平米以上
広い土地は開放感があり、理想の住まいを実現しやすい一方で、固定資産税や維持費といったランニングコストが増える可能性があります。
また、庭のメンテナンスや、実際に使う部屋の数など、長期的な視点での活用計画も考慮しておくことが重要です。 -
○○学校区
人気の学校区を理由に土地を選ぶ方は多いですが、お子様が卒業した後も、その地域で暮らし続けたいと思えるかどうかもポイントです。
将来的にも生活しやすい地域か、周辺環境や利便性を含めて見極めましょう。 -
景色が良い
眺望の良い小高い土地や傾斜地は魅力的ですが、坂道や階段の多さが将来的な負担になることも。
特に高齢期や子育て時期の生活動線をイメージしながら、日常の利便性もあわせて検討しましょう。 -
交通アクセスが良い
駅や幹線道路に近い立地は利便性が高い反面、車通りが多く騒音が気になるケースも。
また、主要道路や踏切近くでは渋滞や安全性への懸念もあります。交通の便だけでなく、生活のしやすさという視点でチェックしてみてください。
ポイント③
現地に足を運んでわかること
― 暮らしの「本当の姿」を見極めるために
候補地が見つかったら、できる限り何度も現地を訪れることをおすすめします。曜日・天気・時間帯を変えて訪れることで、その土地の「本当の姿」が見えてきます。
一度の訪問だけでは分からない、時間帯や天候による周囲の変化や課題に気づける可能性があります。
たとえば、朝は通勤・通学の混雑、夜は静かさや街灯の有無、雨天時は排水状況など、暮らしに直結するポイントが多く隠れています。
また、訪問時には周辺を歩いてみたり、住民の方に声をかけてみるのも有効です。
「住んでみてどうですか?」「不便な点はありますか?」といった軽い会話でも、インターネットでは得られないリアルな情報を得られることがあります。
移動手段についても、普段は車中心でも、電車やバスなどの公共交通機関を実際に利用してみることで、距離感や利便性が明確になります。
さらに、候補地が現在お住まいの地域と大きく異なる場合は、市役所や町役場などの行政窓口に行って、地域情報を直接確認することも大切です。
たとえば:
- 保育園や児童館の待機状況
- 子育て支援や各種助成制度
- ごみの出し方・収集ルール
- 防災・防犯の取り組み
など、その地域での暮らしを具体的にイメージする材料が手に入ります。

ポイント④
その土地に本当に建てられる?
家づくりと土地の“相性”を確認しよう
候補地がほぼ決まり、家のプランもある程度具体化してくる段階では、その土地に希望のプランが問題なく建てられるかを必ず確認しておきましょう。
一見理想的に見える土地でも、地形・高低差・地盤・法律的な制限によって、設計通りに建てられないケースがあります。
たとえば:
- 建ぺい率や容積率による制限
- 高低差に伴う擁壁や造成工事の追加費用
- 隣地との境界や接道条件の制約
- 上下水道やガスの引き込み有無
など、設計段階で見えてこない費用や制約が発生する可能性があります。
家づくりのプランが進んでいるからこそ、土地と建物のバランスや相性をしっかり見極めておくことで、想定外のトラブルや予算オーバーを防ぐことができます。
可能であれば、建築会社の担当者と一緒に現地を確認し、事前に懸念点を洗い出しておくと安心です。

ポイント⑤
見落としがちな「諸費用」も忘れずに
― 総額で考える土地予算の組み立て方
土地や住宅を購入する際には、本体価格だけでなく、さまざまな「諸費用」が発生します。
この点を考慮せずに予算を組んでしまうと、後から予算オーバーとなり、思わぬ出費に悩まされることもあります。

土地購入時にかかる主な諸費用
土地の購入では、土地代金のほかにも以下のような費用がかかります:
- 不動産取得税
- 司法書士報酬(名義変更や登記に関する手続き)
- 登録免許税(所有権移転登記などに必要)
- 印紙代(売買契約書などに貼付)
- 仲介手数料(不動産会社に支払う)
一般的には、土地代金の約5%前後が諸費用として必要になると考えておくと安心です。
金額の目安と注意点
例えば、1,500万円の土地を購入する場合、諸費用だけで約75万円前後がかかる計算になります。
さらに、以下のような細かい費用も見落としやすいので注意が必要です:
- 実印がない場合の印鑑登録費用や作成費
- 銀行振込の手数料
- 現地調査費用など(必要に応じて)
予算を組む際のポイント
土地の検討を始める際は、あらかじめ希望する「総予算」を決めたうえで、担当者にきちんと伝えておきましょう。
「土地代金だけ」で探すのではなく、諸費用を含めた実際の総額をベースに候補地を検討することで、資金計画に無理が出にくくなります。
土地や住宅購入は大きな買い物だからこそ、トータルでいくら必要かを把握することが成功への第一歩です。
不明な点があれば、遠慮なく担当者に相談し、費用の内訳を確認することをおすすめします。




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